【真実生物】コロナ治療薬の真実生物が香港市場にIPO申請


最終更新日: 2022/08/8

先月中国初の経口コロナ治療薬承認を獲得したばかりの真実生物(河南真实生物科技が、香港市場へのIPOを申請しました。

2022年8月4日に提出された目論見書によると、コロナ治療薬Azvudine(阿兹夫定の製造や商業化、治験のための資金調達ということです。発行する株式の数や調達予定額については記載されていません。

コロナ治療薬Azvudine(阿兹夫定)

Azvudine(RO-0622)はHIV治療薬として2021年7月にNMPAによって上市承認されたNRTI(核酸系逆転写酵素阻害剤)です。2022年7月25日にはCOVID-19を適応症に追加することを承認され、中国で初の経口コロナ治療薬となりました。

2022年8月7日には1錠約170円以下(35錠で300元未満)で購入できると発表されました。HIV薬としての価格が1錠500円くらいですから、利益率はかなり低くなりそうです。

Azvudineの商業化についてはすでに上海復星医薬と提携しており、160億円を受け取ることになっています。

Author Profile

川本 敬二
弁理士 (川本バイオビジネス弁理士事務所(日本)所長、大邦律師事務所(上海)高級顧問)

藤沢薬品(現アステラス製薬)で知財の権利化・侵害問題処理、国際ビジネス法務分野で25年間(この間、3年の米国駐在)勤務。2005年に独立し、川本バイオビジネス弁理士事務所を開設(東京)。バイオベンチャーの知財政策の立案、ビジネス交渉代理(ビジネススキームの構築、契約条件交渉、契約書等の起案を含む)を主業務。また3社の社外役員として経営にも参画。2012年より、上海大邦律師事務所の高級顧問。現在、日中間のライフサイエンス分野でのビジネスの構築・交渉代理を専門。仕事・生活のベースは中国が主体、日本には年間2-3か月滞在。
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