中国医薬 ― 日中医薬品ビジネスの架け橋 Produced by 川本バイオビジネス・パートナーズ株式会社
川本バイオビジネス・パートナーズ株式会社
  • 企業分析
  • R&D新薬
  • IPO
  • 医薬市場
  • 政策行政
  • 中国知財
  • ディール
  • セミナー
  • 私たちについて
    • 業務分野
    • 業務詳細と実績
    • プロフィール
    • オフィス
    • お問い合わせ
  • Menu Menu

本気で取り組む / データねつ造で刑事罰

政策行政, 中国知財
最終更新日: 2024/11/26

中国の臨床試験に対するイメージを日本の医薬関係者に聞くと、おそらく今でも多くの方は、「ねつ造、でたらめ」の言葉が出てくるのではないのでしょうか。しかし、最近の日米中の臨床試験に詳しい専門家によると、今の中国の臨床試験のデータのクオリティーはほかの国に全く劣っていない。むしろ、優っている可能性もあるくらいにまで向上しているようです。

その背景としては、2017年の「ICH加盟」及び同年に導入された医薬品・医療機器申請資料のねつ造に「刑事罰」が適用されることになったことが大きなインパクトを与えている思われます。

2017年に発表された最高人民法院・最高人民検察院の共同法律解釈によると、被験動物情報・被験者情報など医薬品の非臨床研究データ・臨床試験データをねつ造により、医薬の安全性・有効性評価結果に影響を与えた場合、「虚偽の証明文書を故意に提供」したことになり、最高5年の刑事罰が科されうることになりました。

具体的には、非臨床研究機関・臨床研究機関・CROのスタッフは、虚偽の非臨床研究報告書・臨床試験報告書及び関連資料を故意に提供し、以下の6つのケースの1つに該当する場合、虚偽証明書類を提供した罪で5年以下の懲役又は拘留に処し、罰金を科すとしています。

1) 非臨床研究・臨床試験中において、故意に虚偽の試験用薬品を使用した場合
2) 臨床試験用医薬品に関連する重篤な有害事象の隠蔽
3) 非臨床研究・臨床試験の生データを故意に破壊する場合
4) 被験動物情報・被験者情報・主要試験過程記録・研究データ・検査データなどの非臨床研究データ・臨床試験データをねつ造し、医薬品の安全性、有効性評価結果に影響を与える場合
5) 医薬品・医療機器の登録申請の過程で虚偽の証明資料を提供したことで刑事処罰を受けたことがあり、または2年以内に行政処罰を受けたことがあり、また虚偽の証明資料を提供したことがある場合
6) 他に行為が深刻な場合

この数年間、中国では医薬品の研究開発が華々しい成果を挙げている裏で、単なる政府補助金や資本の投入という「飴」だけでなく、刑事罰導入のような「鞭」もきちんと用意されていることが注目すべき点だと考えられます。

投稿者プロフィール

呉 晨
呉 晨
中国の大手製薬メーカーの白雲山製薬(広州)勤務後、日本の大学院に留学。ケアネット社で数年勤務後、中国子会社の社長として2012年上海赴任。その後、上海のCRO会社副社長兼CMC研究所長を経て、康祺生物科技有限公司社長に就任。日中両国間の医薬品の生産、研究開発、学術プロモーション等の分野に精通。
最新の投稿
  • 政策行政2025年12月23日中国/新薬の薬価収載(2025年度薬価交渉)の結果および今後の影響
  • 企業分析2025年6月17日中国の医薬品製造の最強省はどこだ
  • 政策行政2024年11月26日中国における「医療腐敗」取締りの現状
  • 政策行政2022年12月13日本気で取り組む / データねつ造で刑事罰
2022年12月13日/呉 晨/政策行政|中国知財
Share this entry
  • Share on Facebook
  • Share on X
  • Share by Mail
https://www.kawamotobbp.jp/wp-content/uploads/2024/11/95eef01f3a292df5e0fe9c30c5664b6034a85edfd5c5-1.webp 341 536 呉 晨 https://www.kawamotobbp.jp/wp-content/uploads/2022/05/logo_black.png 呉 晨2022-12-13 11:29:562024-11-26 21:31:53本気で取り組む / データねつ造で刑事罰
0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

Search Search

目次

中国医薬最新情報

  • 中国、新薬の「データ保護制度」正式始動!2026年6月6日 - 9:30 PM
  • 中国における新薬フォーラムの2026年上半期総括 ── 海外企業の中国創薬への関心高まる2026年5月6日 - 11:43 PM
  • 中国・新五か年計画 ── 創薬・バイオ医薬品産業への示唆2026年3月20日 - 10:52 AM
  • 中国の新薬データ保護・希少薬等の販売独占制度「医薬品管理法実施条例」公布2026年2月13日 - 11:55 AM
  • 中国/新薬の薬価収載(2025年度薬価交渉)の結果および今後の影響2025年12月23日 - 7:06 PM

サイトマップ

  • 新トップページ
  • 業務分野
  • プロフィール
  • 業務詳細と実績
  • オフィス
  • 中国医薬品業界の最新情報
    • 企業分析
    • R&D新薬
    • IPO
    • 医薬市場
    • 政策行政
    • 中国知財
    • ディール
    • セミナー
  • お問い合わせ
© 2025 - 川本バイオビジネス・パートナーズ株式会社
  • 業務分野SERVICES
  • 業務詳細と実績
  • プロフィール
  • オフィス
  • お問い合わせ
Link to: 【復星医薬】2022年上半期の状況・実績 Link to: 【復星医薬】2022年上半期の状況・実績 【復星医薬】2022年上半期の状況・実績 Link to: 和記黄埔医薬が経口大腸がん薬を武田薬品にライセンスアウト Link to: 和記黄埔医薬が経口大腸がん薬を武田薬品にライセンスアウト 和記黄埔医薬が経口大腸がん薬を武田薬品にライセンス...
Scroll to top Scroll to top Scroll to top